2011年8月4日木曜日

はじめに


最初にインドを訪れたのは2008年12月だった。当時勤めていた会社を早期退職して、かつて同じプロジェクトで働いたインド人からの結婚式へのお誘いもあり、インドに一ヶ月滞在したのが最初だった。その後現地企業で二年間お世話になった。今は一つの区切りが来たという感じがしていて、インド人から学んだ事を忘れないうちに記録しておこうと思う。恐らく、インド企業に現地採用されたばかりのインド入門者、あるいは、これからインド企業の現地採用で働いてみようと思っている方には、、少しのアドバイスになるかもしれない。
全てが日本の対極にあるインドを知るという事は、、実は日本を知るという事だった。更にインド人の行動特性を知るという事は日本人を知る、、しいては自分を知るというプロセスでもあった。
それから前提とでも言おうか、、多民族、多言語国家のインドに一般常識は存在しない。地域(言語)と宗教とカーストと職種(社会的な所属グループ、年収)と少なくとも四つのパラメーターで絞り込まないと共通項で語るのは不可能だ。従って、、このブログの前提は、インド西部(マラティ語)、ほとんどがヒンディー教で、最上位カースト出身者の割合が多いIT系企業という事になる。
さて、今思い付く項目を列挙してみた。取り敢えずは以下の項目に従って、エピソードを交えてブログを更新して行きたいと思っている。
第一章: インド人と働く
インド人の行動原理について
1.1 インド人の時間感覚 : インド時間
1.2 インド人の完成度に関する感覚
1.3 インド人の味覚
1.4 インド人の金銭感覚
1.5 インド人との仕事
1.6 インド人の言葉 、日本以上にハイコンテクストな世界
1.7 インド人の結婚感覚
1.8 出会ったインド人
1.9 インドの若者のスタイル
1.10 インド人の生き方
1.11 インドの医療
第二章 : インド人と働く日本人の悩み相談室 (案)
番外編 :インドにおける日本人と韓国人


【今日の写真】
チェンナイにある世界遺産「マハバリー・プラム、海岸寺院」に行ったとき、修学旅行の小学生の一群に取り囲まれた。 日本人が珍しいのか、すごく盛り上がっていた。 天真爛漫な透き通った目が、、印象的だった。