2011年8月5日金曜日

1.1 インド人の時間感覚 : インド時間


インドに来て最初に戸惑うのは待ち合わせとか車を手配した時間が当てにならない事だろう。慣れればどうという事は無いが、インド人の言う時間の倍から三倍はかかると思えば問題ない。 例えば、電話で「5分で行く」とインド人が言った場合は15分は待つのが当たり前だ。危険なのは「15分で行く」という場合で、この場合の15分という意味は「自分としては直ぐに行きたいのだが、いったいいつになるか分からない」という事のようだ。 従って通常は15分経っても来ない。 電話すると「5分で行く」と言う、その後は蕎麦屋の出前状態となり、大体一時間はみておく必要がある。しかし本人に悪気は全く無く、一生懸命来ようとしている(と思う)。 インドで時間通り来たらラッキー!と言う事になる。時間に関しては、インド人がと言う事では無くて、日本人が世界の中で最も異常に正確すぎる、という問題かもしれない。
さらにインド人の感覚では20分までの遅れは許してもらえる、全く問題無い範囲らしい。 初めて日本に行ったインド人が初日に地下鉄の出口に迷って20分遅れてお客様の所に行った際に、お客様から怒られたのだが、最初その20分遅れた事について怒られる理由が分からなかったそうだ。
インド人にこの時間のルーズさについて理由を聞くと、「インドの交通インフラが整備されていないので、渋滞があったりで、待ち合わせの時間に間に合わないのだ」と言う。 だったらその分余裕をみて早く出ればいいじゃないかと思うが、、どうも根本的に約束に対する重み付けが軽いように思う。それは何故か。。



【今日の写真】
プネ市アウンドーという町に一ヶ月住んでいた。パリハリチョークという一角に野菜、果物の露天が並ぶ地区があり、その中で一番上等な果物屋さん。 小学生高学年と思われる少年が日中は店を仕切っていて、食べごろのマンゴーを選んでくれる。 「1ルピーたりとも損はしない」という商人根性が入った感じがとても良い。。

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