「インド人の幸せ感」というのは、インド人が日本人比べてバランスの取れた精神構造をしているからだと前回書いた。 日本人が心のバランスを取り戻すステップは以下の通りだ。。
ステップ1.)「考えない練習」
日本人が通常インド人と仕事をすると「こいつら全く考えてないな!!」と腹が立つ。。正確に言うと「4時半以降の先の事については全く考えが及ばない、、というか今以外の事は考えていない。。」これはインド人の恐るべし「先の事を考えない力」だ。。 別の言い方をすると「今この瞬間だけに集中する力」だ。 実はこの「先を考えない技術」こそが、、幸せの源泉なのだ。。ということにある日気がついた。
既に私と同じ事に気が付いている方がいて、本が出版されていた。 東大出の若いお坊さん小池龍之介氏の「考えない練習」 だ。
あるいは、技術系の人であれば 「頭を「空っぽ」にする技術」 が良いかもしれない。
日本人の硬い「 頭 」は、これらの本を読んだだけでは恐らく壊れない。。そんな方は次のステップが必要だ。。
ステップ2.) インド・プロセスの体験
少なくとも三ヶ月はインドの田舎でアパートを借りて暮らしてみる。 インド人と同じ食事をして、インド社会の不合理さを体験し、インド人の暖かさに触れる。 ここで重要なのは観光とか何かを習うとかはやらない。。先の事は考えずに、ただボーっとして過ごす事が重要だ。。
ここでは、何もしない、、というか日本での自分(職業、肩書き、家族、価値観、、、)を捨てて(投げ出して)裸の自分になりインド人、インドを受け入れてみるということだ。。。
何もしない、、何も予定が無い。。という事に慣れたら、、朝の公園とかで瞑想しているオジサンに声をかけて、、一緒に瞑想してみるのがいいだろう。。。。何も無いという幸せの扉を開ける瞬間が来るかもしれない。。
ステップ3.) 瞑想的に生きる
インドは瞑想大国で、中学、高校、大学の授業で、、あるいは個人宅の瞑想会。。さらに本格的な瞑想道場(アシュラム)が沢山ある。 瞑想の方法も沢山ある。 例えばヨガは瞑想の為の準備運動のようなものだ。 自分に合った瞑想方法を見つけて毎日瞑想してみる事をお勧めする。
日本の社会の中でお金を稼いで生活するには、「頭」を使って賢く合理的にに生きるしか無い。 ただその時に、、「こころ」が主体で「あたま」は合理的に生きていく為に賢く使う、、という事に「気付いて」 毎日を生活する事が「瞑想的に生きる」ということだ。 瞑想的な生活とはその瞬間瞬間の「気付き」を持って生活する。。。ということのようだ。
瞑想すること自体 は 「 瞑想的(気付きの中)に生きる 」 為の練習、準備運動のようなものだ。
この3つのステップが日本人に贈る 「幸せになる為の処方箋。。」 だが、、いかがだろうか?
【今日の写真】
プネ市サルスバーグのガーネーシャ・テンプルの参道には家で飾るガーネーシャを売る露天が並ぶ。ビニールを被って売られているガーネーシャ像は水に溶ける特殊な材料で作られており、ガーネーシャ祭りの時に河に沈められる。 写真は露天の親子。真面目そうな好い息子さん。
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