2011年8月30日火曜日

5.1 インド人の仕事スタイル : ストレスが無い理由

これは、インド人の仕事スタイルを批判している訳では無く、日本人の仕事スタイルが働く人の犠牲の上で「過剰」で「オーバー・サービス」ではないだろうかと感じた事を書いてみたい。そして日本人のストレスを開放するためにはどうすれば良いのかを書こうと思う。

先ずインド社会の構造に起因する事だが、日本から見るとインドでは、働く人の数が猛烈に多い事から来るジョブ・シェアリングとでも言うようなJOBの細分化が全ての職種で行われている。 IT産業でも職種が細分化されて、それぞれ専門化されている。 日本ではなるべく少数の人数で「お互いを補完しあいながら目標に向かって進む」という感じだが、インドでは細分化された自分のアサイン以外は他への干渉無しで仕事は進む。

インドではトップダウンの指示命令系統に逆らうということが無い。また指示された事以外は上からの許可が無い限りやる事は無い。さらに、その指示が間違っていようと、どうであろうと、、ただやるという感覚。。
与えられた仕事の中だけで最高効率を追求していく。。従って、、その結果については、明らかなミスを除いて、自分では何の責任も感じていない。
日本人の仕事のスタイルが「請負」的であるのに対して、インド人の仕事のスタイルは「支援」的だ。スケジュールに対しても、もちろん意識して仕事をするが、できなくてもそれはなんらかの理由で自分のせいにはならないロジックを常に組み立てている。

最初インドに来たとき、、「なんだこれは!!」と思ったが、、2年経った今は、これが「インドの底力」、という気がしている。。たとえ少々納期が遅れようが、品質的に問題があろうが、、インド社会全体として7%以上の経済成長を続けているのだ。 しかも重要なのは、、明らかに働いている人々がハッピーなのだ。

これは、細分化された社会の仕組みと、、インド人の精神構造の健全さから来る。 では日本人がストレスを感じないようにするにはどうしたらよいだろう。。。









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