2011年8月6日土曜日

1.2 インド人の時間感覚 : Tomorrow

インド人に「xxxはどうなってますか?」と確認するとたいがい「Tomorrow」という答えが返ってくる。

翌日また「xxxはどうなってますか?」と尋ねると「Tomorrow」と答える。インドに来た当初は延々と続く「Tomorrow」に呆れはてていた。 ある時インドで働く日本人が集まる時があり、インド人の時間感覚の話で盛り上がった。どうやらインド人は「今日とそれ以外の日」しか無いらしいと。。 ヒンディ語で「KAL」カルという単語は文脈により「明日」になったり「昨日」になったりするらしいと。。 早速職場のインド人に確認すると、

私は明日会社へ行きます。
メ カル カンパニー コ ジャウンガ

私は昨日会社へ行きました。
メ カル カンパニー コ ガヤター

メ(私は)カル(明日/昨日)カンパニー コ(ヘ) ジャナ(行く)

ジャウンガ(行く 未来形男)

ガヤター(行く 過去形男)

ううむ、やっぱりそうだったか、、インド人の「Tomorrow」は「明日」ではなく「今日以外のいつの日か」という意味で、日本人が思う「明日必ずやる」という意味では無いのであった。インド人は「今日(今、この瞬間)に生きている」という思い入れが強いのだ。

日本人の時間感覚は「過去、現在、未来という時間軸を歩いて行く」というイメージだが、インド人は「朝目覚めてから寝る迄の今日一日」と「それ以外の日」、時間感覚的には「今日」という日の連続なのではないかな思う。

この事がインド人の行動にどう表れるかというと、


【今日の写真】
料理スクールに行ったときの一こま。 生徒はインドの長谷川理恵という感じのプネ大学に通う彼女と2人で、サブジ等5品位を作った。 インドでは婚約が決まるとあわてて料理学校へ行くそうだ。 写真の彼女も全く料理は初めて。。という感じのお嬢様だった。 帰りにスクータの後ろに乗せてもらいホテルまで送ってくれた。 窓から差し込む光がフェルメールの絵画ような雰囲気で、お気に入りの一枚。

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